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問題解決ノート

問題解決のためのアイデアノート。IT、コンサル、仕事効率化など。
2008/05/18 – 10:33 

『プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))』

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P.F.ドラッカーの著書、「プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編)) 」を読んだ。
本書を読むと、これからの労働者は組織に完全に依存するのではなく、自らのキャリアをマネジメントし、常に自分自身の責任において成果を挙げなければならないことを確信させられる。
以下にドラッカーの主張を簡単にまとめてみる。
労働人口が肉体労働者から知識労働者に移りつつある現代社会において、組織と労働者の関係はまったく新しいものになっている。
歴史上、働くものは何を行うか、いかに行うかなどを指示される存在だった。
知識労働者も組織があって初めて働くことができる点においては同様に組織に依存するが、しかし彼らは「知識と言う生産手段」を所有する点において自らを独立した存在たらしめる。
この新しい関係では組織もそこで働く個人も従来とは性質を変えざるを得なくなる。
まず組織は、この新しい関係では、忠誠心は報酬だけでは得られないことを知る必要がある。
組織は知的労働者に対し、その知識を生かすための最高の機会を提供することによって初めて彼らを獲得できるようになる。
また、資本と技術が仕事の生産性を高めるか損ねるかは、知識労働者がそれらを使って何をするかにかかっている。
よって今後組織は、一つの分野に優れた能力を持つ人がその強みを元に仕事を行えるよう、自らを作ることを学ばなければならない。
一方知識労働者は、自分の仕事を業績や貢献に結びつけるべく、すなわち成果をあげるべく、自らをマネジメントしなければならない。
組織の命令に従って行動する時代は終わったのだ。
自らの貢献について責任を負わなければならない。
そのためには意思決定をしなければならない。
よって、現代社会ではすべての知的労働者がエグゼクティブでなければならなくなる。
自らをマネジメントするとは、自らを最も貢献できる場所におき、成長し続けることである。
自らの属する場所を決めるには、まずは自分の強みを知らなければならない。
そしてその強みに集中し、更に伸ばし、行っても成果のあがらないことはやめることを学ばなければならない。
努力しても並にしかならない分野に無駄な時間をさいてはいけないのである。
また、属する場所を決める際には、自らの価値観も知らなければならない。
組織にも個人にも価値観があり、組織において成果をあげるには両者がなじまなければならない。
強みと価値観があわないときは、優先すべきは価値観である。
知識労働者は、自らの時間もマネジメントしなければならない。
時間の活用と浪費の違いこそ、成果と業績に関わる重大な問題だからである。
そのためには仕事を整理して、必要のない仕事は切り捨てる、任せられる仕事は他の人に任せることだ。
その際の優先順位の原則は、「過去ではなく未来」「問題ではなく機会」「横並びではなく自らの方向性」「無駄で容易なものではなく、変革をもたらすもの」を選ぶことだ。
われわれの平均寿命は延び、40年を仕事に費やせることが当たり前になった。
一方、現代は「変化」の時代であり、組織は不変であることを許されない。
一つの組織が30年以上も繁栄し続けるのは非常に難しくなっている。
つまり、一生を一つの組織に埋めることは不可能に近いのである。
これからは、組織は私たちの人生を保障してはくれない。
今まで以上に自分のキャリアに責任を持たなければならない。
ドラッカーの主張は我々に強烈なメッセージを突きつけると共に、より個人が解放される時代の到来に我々をわくわくさせる。

何によって憶えられたいか


ドラッカーがそうしていたように、私もこれを常に自分に問いかけたいと思う。
以下、自分用のメモ
●優れた仕事を行うためには、自らの組織の使命が社会において重要な●使命であるとの信念をもてなければならない。
●貢献とは、「直接の成果、価値への取り組み、人材の育成」の3つからなる。
●人間社会において唯一確実なものは変化
●時間を管理するには、まず自らの時間をどのように使っているかを知らなければならない
●会議は原則ではなく例外にしなければならない
●最初の仕事はくじ引きである
●IT革命により、地上の小さな市場を相手にするだけの中小企業でさえ、グローバルな競争力を必要とするようになった

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
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Posted on 2008/05/18 by 河村 拓. This entry was posted in ビジネススキル. Bookmark the permalink.
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