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問題解決ノート

問題解決のためのアイデアノート。IT、コンサル、仕事効率化など。
2009/02/26 – 21:50 

『ロシア・ショック』

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ロシア・ショック
ロシア・ショック 大前 研一

講談社 2008-11-11
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大前研一さんの『ロシア・ショック』を読みました。

かつて世界経済の主役だった日本のエンジンが停止し、細菌ではアメリカの単発エンジンもコケて、BRICsという新しいエンジンが全開になっているというのが、今の世界経済でよく語られるイメージである。ところが実態はそれとも違っていて、先述したように四〇くらいのエンジンがここ四、五年は全開になっている、というのが私の見解だ。
こうした世界の現実を直視し、日本は米国追従、中国一辺倒という姿勢を根本から改めなければならない。

それではいま、日本が最も注目すべき国はどこかと聞かれれば、私は悩むことなく答えることができる。
ロシアである。

私は今までロシアといえば、サッカーのユーロ2008で旋風を巻き起こしたアルシャービンがいる国くらいにしか捉えていませんでした。
北方領土問題は今も尚解決していないことくらいは知っていましたが、それにもあまり関心がなく、「まだプーチンがいるんだ」と思っていました。
しかし大前さんによれば、次は「ロシアが来る」そうです。
これは今後、要注目ですね。


――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 高い支持率
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彼が二期八年の大統領の座を去るときには実に九二%もの人がプーチンを支持していた。
欧米や日本はプーチン政治を「強権的で民主主義ではない」と評するが、世論調査で九二%の支持があるというのは本物で、まぎれもない民主主義である。

92%の支持率って、普通ではありませんよ。
それほどプーチン以前と以後のロシアが劇的に違うのだと言うことを、物語っていますね。
それに対して日本の首相の支持率は2割を下回る始末…。
政治批判は趣味ではありませんが、悲しくなりますね。
日本の将来に対してなんのビジョンも戦略性も持たず、「民主党との政権争いに勝つのが私の使命だと感じております」とか言ってみたり、キャンペーンCMでは「実行中」といったい何を実行しているのか分からない宣伝をしてみたりと、彼が就任する前から彼では無理なことは明白だったのですが…。
それでも彼が選ばれると言うのは、政界に人材がよほどいないのか、国民の見る眼がよほどないのか。
まあ両方なのでしょう。
「私たちが馬鹿だからあの人が首相になっているんだ」と考えて間違いはないと思います。
私は批判できるほどの身分ではないと言うことです。

メドベージェフ政権がプーチンの傀儡であることは誰の目にも明らかで、実質的には二〇〇〇年から二期八年続いたプーチン政権がこの後も続くことになる。

――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 人材大国ロシア
――――――――――――――――――――――――――――――――――

ロシアの第三次教育への進学率は七二%。

このインテリジェンスの高さが、今もロシアの大きな武器になっているし、将来もより強力な武器になるはずだ。例えばIT分野における人材の絶対数でも、インドの八分の一の人口しかいないロシアに、インドと遜色ない毎年約二〇万人の大卒のIT人材が輩出している。IT、IQをベースにした発展が、これからロシアの大きな特徴になっていくだろう。

これは、IT企業に入社する私には結構関係してきますね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● ロシアは新日国
――――――――――――――――――――――――――――――――――

中国のマーケットにはないロシア市場の魅力は、先述したように日本のモノに対する特別な思いがあるところだ。

中国ほど巨大ではないにしろ、将来の市場のポテンシャルを考えると、日本にとってロシアは”大お得意様”候補だ。

なるほど、ロシアは親日国家だとは知りませんでした。
ではどれほど日本が好きなのかと言うと、

意識調査によると、ロシア人の七四%は「日本が好き」と答えており、日本人の八二%が「ロシアに親しみを感じない」と答えているのとは対照的だ。

ロシア人は日本の製品も好きだし、日本の文化への関心も非常に高い。アニメやゲームは若者に大人気で、日本マニアも数多くいる。作家ではとくに村上春樹が人気で、ロシアで最も読まれている作家のナンバー2に入っているほどだ。

ロシアがここまで日本に対して親近感を持っているのは、アメリカ嫌いが染み付いている彼らにとって、日米貿易摩擦を起こしたり、バブル期にアメリカ不動産を買いあさる日本の姿は、頼もしく映っているからなのだそうです。
IT人材大国となるポテンシャルを秘めていて、しかも日本の親近感を持ってくれているとなれば、確かにロシアは将来的に大お得意様となりえます。
しかし日本は未だに樺太、北方領土問題で敵対姿勢を崩して折らず、和平条約さえも結んでいないのだそうです。
これは非常にもったいないですね。
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Posted on 2009/02/26 by 河村 拓. This entry was posted in ビジネススキル. Bookmark the permalink.
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1985年9月6日
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