• ホーム
    • 管理人について
  • ブログ記事
    • スティーブ・ジョブズ
    • 業務改革/BPR
    • IT/ツール
    • ビジネススキル
    • 読書/勉強法
    • ワークスタイル
    • 海外サッカー/ユベントス
    • 管理人の日記
    • 雑学ネタ
  • コンタクト
rss hatena Clip to Evernote facebook Twitter

問題解決ノート

問題解決のためのアイデアノート。IT、コンサル、仕事効率化など。
2008/06/20 – 12:09 

『人を見る目がない人―なぜ人は人を見誤るのか?』

このエントリーをはてなブックマークに追加

植木理恵さんの著書、「人を見る目がない人―なぜ人は人を見誤るのか?」を読んだ。
本書は
第1章 人は、なぜ人を見誤るのか
第2章 こうして人は騙される
第3章 さらば間違いだらけの「人選び」
という章立てになっているが、特に第3章の内容は採用面接などで活用できそうで、面白い。
例えば「伸びる人・見掛け倒しの人」というテーマがある。
心理学では、「価値観」を「成功をおさめるために、人間がやるべきもっとも必要な行動は何か?」という個人的信念や哲学だと定義づけているそうだ。
そして、この「価値観」によって、その人が伸びる人か見掛け倒しの人かが分かるらしい。
心理学で価値観は、3種類に要約される。
「物量志向」「状況志向」「戦略志向」である。
「物量志向」は、とにかく長い時間をかけてあきらめずにトライすることが成功には必要だとするタイプだ。
こういう人たちは一見モチベーションが高く情熱的に見えるが、ひとたびうまく行かなくなると、「自分は根性が足りない人間だ」「この仕事は向かないかも」と自責的に落ち込み、もう一度奮起するのに時間がかかる。
こういう人は伸び悩むことが多い。
「状況志向」は逆に、自分を省みず他責にするタイプだ。
「うまくいかないのは取り巻きが悪い」「状況さえ変われば自分はもっと才能を伸ばせる」と信じている。
こういう人が伸びる可能性はゼロに等しい。
「戦略志向」は、基本的には何かがうまく行かなかったとき「自分の力不足だ」と考える。
しかし物量志向と決定的に違うのは、漠然と努力不足だと考えるのではなく、「ここがまずかったから次はこの手で行こう」と戦略的に考える。
失敗を楽しむタイプだ。
こういう人は目に見えて伸びる。
ちなみに日本人の6割は物量志向らしい。
以下、私用メモ
●初対面で感じる直感は、エピソード記憶と強く関連しており、正確ではない
●私たちは人を見るとき、ボトムアップではなく、トップダウン的に見てしまうから見誤る
●自己拡張コメントをしてくれる人の言葉を、人は妄信しやすい
●自分がしゃべればしゃべるほど、相手とウマがあうと感じやすい(ペーシング)
●長所ばかり並べ立てず、あえて短所も途中に織り交ぜたほうが胡散臭さがなくなる
●人は、うまくいくかいかないかが大体50%の状態で、一番興味を引く
●アメと無視
●「せっかく失敗したんだから、それを有意義に生かさないと損」という葉そうパターンを常に持てば、メンタル面の治癒が早く、自己洞察する力も育つ
●ビジネスで大成功している人は本当に昔の偉人のことをよく勉強している

人を見る目がない人 (セオリーブックス)
人を見る目がない人 (セオリーブックス) 植木 理恵

講談社 2008-04
売り上げランキング : 112813

おすすめ平均 star
star一度読んでおいて損はない
starビジネスで成功する人
star「人を見る目がない人」の読み所

Amazonで詳しく見る by G-Tools

この記事を読んだ方は以下の記事も読んでいます

『本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである!』
『みんなで考えよう 世界を見る目が変わる50の事実』
『[実学・経営問答]人を生かす』
『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』
ストレングスファインダーによる、業務改革(BPR)の上流工程でハイパフォーマンスを発揮するのに必要な才能

Posted on 2008/06/20 by 河村 拓. This entry was posted in ビジネススキル. Bookmark the permalink.
RSSに登録
rssnewspaper.jpg

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

  • 最近の投稿

    • 会社のITはエンジニアに任せるな! 会社のITはエンジニアに任せるな!
    • 周囲を熱狂させる企業やリーダーは何が違うのか? 〜Whyから始めよ〜 周囲を熱狂させる企業やリーダーは何が違うのか? 〜Whyから始めよ〜
    • ストレングスファインダーによる、業務改革(BPR)の上流工程でハイパフォーマンスを発揮するのに必要な才能 ストレングスファインダーによる、業務改革(BPR)の上流工程でハイパフォーマンスを発揮するのに必要な才能
    • プロセス思考の導入で、法人営業の業務改革を行なう方法 プロセス思考の導入で、法人営業の業務改革を行なう方法
    • 求められる人事の業務改革〜経営に必要とされる今後の人材マネジメント〜 求められる人事の業務改革〜経営に必要とされる今後の人材マネジメント〜
    • 自由であり続けるために捨てるべきこと 自由であり続けるために捨てるべきこと
    • 営業活動がビックリするほど見える!〜プロセスの標準化とモニタリング〜 営業活動がビックリするほど見える!〜プロセスの標準化とモニタリング〜
    • 戦い抜いたメッセージはシンプルで美しい 戦い抜いたメッセージはシンプルで美しい
    • ユベントス2011〜2012、私が選ぶ活躍した人ランキング「ベスト5」 ユベントス2011〜2012、私が選ぶ活躍した人ランキング「ベスト5」
    • SEが苦手にしがちなドキュメント力を強化する5つの視点 SEが苦手にしがちなドキュメント力を強化する5つの視点
  • 人気エントリー

  • アーカイブ

takukawamura 河村 拓 / Taku Kawamura
1985年9月6日
Facebook Twitter

ITコンサルタント(IT部門の業務改革、人材育成など)
セミナー講師

コンサルティング実績(2013年12月時点)
・商社企業におけるIT戦略立案(2013年)
・畜産企業におけるIT人材キャリアパス/スキルマップ作成(2013年)
・IT企業における業務改革アセスメント(2013年)
 など
セミナー講師実績(2013年12月時点)
・IT部門のヒアリング力育成セミナー(コンテンツ企画、開発、実施)
・IT部門の提案スキル育成セミナー(コンテンツ企画、開発、実施)
・IT部門の新人研修(実施)
 など
  • ホーム
    • 管理人について
  • ブログ記事
    • スティーブ・ジョブズ
    • 業務改革/BPR
    • IT/ツール
    • ビジネススキル
    • 読書/勉強法
    • ワークスタイル
    • 海外サッカー/ユベントス
    • 管理人の日記
    • 雑学ネタ
  • コンタクト