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問題解決ノート

問題解決のためのアイデアノート。IT、コンサル、仕事効率化など。
2008/10/16 – 10:12 

『年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方』

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山地章夫さんの著書、「年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方」を読んだ。
本書は50事業、年商120億円のグループ企業を統括するトップ経営者である著者が、
●仕事を部下に丸投げする技術
について語ったものです。
「有能な部下がいない」
「自分でやったほうが上手く出来る」
という考えから抜け出せないと、思い切って部下に仕事を任せることが出来ずにすべてを一人で抱え込んでしまい、余裕のない忙しい状況に自分を追い込むことになります。
この状況にはまり込むと、
●リーダーが目の前の作業に忙殺されて、本来やるべき重要な仕事が出来ない
●いつまでたっても部下が育たない
という弊害が生まれ、成果は頭打ちになり、いつまでたっても組織が成長しません。
リーダーがより重要な仕事に専念するためにも、そして部下の成長のためにも、仕事を任せることは避けて通れません。
著者の「丸投げ」スタイルにおいて、
●ビジョンの共有
●コミュニケーションを通した信頼関係の構築
の2つがまず大前提にあります。
その上で、まずは自分の仕事を「時間管理のマトリックス」を用いて分析することから始めます。

そして、
●第1領域の仕事は、速やかに処理するものと、部下に委任するものを区別して任せる
●第2領域の仕事にスケジュールを集中させるよう意識し、自分で取り組めないものは部下に任せる
●第3領域の仕事は減らし、部下に任せる
●第4領域の仕事はすぐにやめる
というふうにします。
要するに、
●重要でない仕事はそもそも減らすかなくす
●緊急で重要な仕事は極力部下に丸投げする
●自分は緊急ではない重要な仕事(新規事業のアイディアを考える、人脈を作る、ビジョンを考える等)に専念する
のです。
自分の仕事は第2領域に集中させるのが、理想的な状態です。
具体的に仕事を任せる際には、いくつかのポイントがあります。
まず押さえるべき5つのポイント
1.ゴール
 ・どんな結果を出すのか、数字と期限も用いて明確にする
2.目的
 ・このゴールが会社のどんな目的に対応するものなのかを伝える
3.ルール
 ・企業理念や価値観を無視してはいけない
 ・こうしたほうがいいと言わないほうが、主体性を発揮させられる
4.権限の範囲
 ・使える予算、使える人や人事権などを伝えておく
5.報告
 ・自分に対するプロセスの報告がいるのかいらないのかハッキリしておく
相手の能力が低い場合の任せ方
 ・仕事を細分化し、少しがんばれば出来そうな大きさにしてから任せる
 ・期待する成果、納期を確認しあいながら任せる
自発的な問題処理
 ・レベル1 上司が解決
 ・レベル2 上司が解決策を示し、部下が実行
 ・レベル3 部下が解決策を提案し、上司の承認を得てから実行
 ・レベル4 部下が行動し、あとで上司に事後報告
 ・→レベル1と2をなくし、レベル4がほとんどでたまにレベル3がある状態を目指す
任せたことの結果が自分の期待を違うときの対応
 ・成果に不満を持ちながらストレスをためるのは良くない
 ・しっかりとした信頼関係のもとでダメだししながらも、任せ続ける
基本的なことかもしれませんが、自分が今「丸投げ」のどの段階にいるのか、更に上を目指すには次はどの段階に挑戦するべきなのか等を確認するうえで有用なフレームワークだと思います。
私も自己管理のツールとして時間管理のマトリックスは常に頭で意識していますが、何をすべきで何をすべきでないかを目的から逆算して考える上で、非常に効果的だと感じます。
仕事を抱えすぎで余裕のない人は、読んでみてはいかがでしょうか。

年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方 (アスカビジネス)
年商100億の社長が教える、丸投げチームのつくり方 (アスカビジネス) 山地 章夫

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Posted on 2008/10/16 by 河村 拓. This entry was posted in ビジネススキル. Bookmark the permalink.
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