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問題解決ノート

問題解決のためのアイデアノート。IT、コンサル、仕事効率化など。
2009/04/23 – 07:11 

『検索は、するな。』

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検索は、するな。
検索は、するな。 安田 佳生

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安田佳生さんの『検索は、するな。』を読みました。
本書ほど、「自分の頭で考えること」の重要性を的確にあらわした本はないと思います。
1200円ということですが、0が一つ足りないようですね。
非常にオススメしたい一冊です。


――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 30代で伸びなくなる人
――――――――――――――――――――――――――――――――――

受験は、試験の点数で評価される。
だから、一問目が難しい問題だったとしても、二問目から十問目が解ける問題であれば、一問目はスルーして、残りの九問を先に解くことが要求される。たとえ一問目がどれほど難しい問題だったとしても、それを一問解くことよりも、残りのやさしい九問を解いて九〇点を取ることのほうが重要なのだ。

受験でなくても、例えば資格試験を受けるときは、難しい問題はほうっておいて、解くべき問題だけを正確にこなし、合格のボーダーラインを超えることを多くの人が目指しますよね。

しかし、仕事は違う。
仕事で求められるのは、時間さえあれば誰でも解ける二問目から十問目までを解くことではない。他の人が解けない一問目を解くことにこそ価値がある。

実は、仕事で九〇点までは、主要なところを勉強すれば誰でも取れるようになる。しかし、一〇〇点を取るため、つまりあと一〇点を取るためには、その十倍も百倍も頭を使って考えることが必要なのだ。そして、そのためには単に知識を吸収するだけの勉強ではなく、知識や情報をもとに自分の頭で考えることが必要になる。
つまり、九〇点で伸び悩む人に不足しているのは、学力ではなく、答えが出るまでひとつの問題を考え続ける力だということだ。

検索すれば出てくるようなことだったり、あらかじめ答えが用意されていることであれば、頭を使う必要はないでしょう。
しかし、そんな誰でも出来ることばかりをやっていても高い成果は望めないし、成長もすぐに止まってしまいます。
私は中学生くらいの頃から「自分の頭で考えろ」と父親に言われ続けてきました。
高校の数学でわからない問題があると、答えを見ずに、解けるまで2日でも3日でも考え続けていました。
中学生の頃から「俺は何で勉強するんだろう?」「生きる目的って何だろう?」といった正解のない問題についてあれこれ思考をめぐらしていました。
今から思うと、これらは「頭を使って考える」良い訓練になっていたのでしょうね。
同年代の間では、考える力では負ける気がしません。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 「みんな事」では頭を使わない
――――――――――――――――――――――――――――――――――

仕事における自分事の対義語は「みんな事」である。
「これは私の仕事だ」と考えるのではなく、「これは私の仕事ではない」と考えるのでもない。「これは私たちの仕事だ」と考えているのだ。

だが、そう思っている限り、本気で考えることはできない。
みんなで一緒に考えようというのは、一見するといいことのように思えるが、こればかりを繰り返していると、自分の頭ではなく他人の頭を頼るクセがついてしまう。

人の頭を頼って仕事をするのなら、そこにあなたがいる意味はない。
仕事に加わる意義は、自分自身の頭を使い、あなたでなければ出せない何かを提供することにある。

以前の記事で、とある企画の目標として「皆がオーナーシップを持てる企画にする」を掲げたことを書きました。
あれも要するに、オーナーシップのもてない仕事には熱心になれない、本気で取り組めない、つまりは頭を使って考えることをしない、質の高いコミットメントが生み出せないということなのです。
質の高いコミットメントを得ようと思うならば、まずは「自分の仕事だ」と思ってもらうこと、つまりオーナーシップを持ってもらうことですね。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 天才が秀才に勝てない理由
――――――――――――――――――――――――――――――――――

世の中には考えて生きている人と、考えないで生きている人がいる。そして、本当の意味で考えて生きている人は、絶対に成功する。

ビジネスの世界では、秀才に勝てる天才はいない。

ビジネスで成功するために本当に重要なのは、頭がいいかどうかでも、才能があるかどうかでもない。
どれだけ深く考えているか、どれほど長く考え続けているかである。

人の猿真似ばかりしている人には、あまり魅力が感じられません。
他の人ができることしかできないわけですから、その人独自の意義が見当たらないのです。
だから差別化・独自化ができないのです。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
以下、私用メモ

ぐっとくる会社があるように、人にもぐっと来る人と、ぐっとこない人がいる。
その違いは、あと一段、階段を上るために何かを捨てる覚悟をしているかどうか、だと私は思う。

検索は、するな。
検索は、するな。 安田 佳生

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Posted on 2009/04/23 by 河村 拓. This entry was posted in ビジネススキル. Bookmark the permalink.
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2 Comments

  • 畑中鈍龍
    2009/04/23 - 15:49 | Permalink

    0が1つ足りないなんて、なかなか出てこない秀逸な言い回しですね。
    思わず手に入れたくなってしましました。
    30で伸びなくなるから今は愚直にせよと以前の上司から言われたのを思い出しました。

    返信
  • taku_kawamura
    2009/04/24 - 15:49 | Permalink

    畑中さん
    いつもメルマガ拝読してます!
    >0が1つ足りないなんて、なかなか出てこない秀逸な言い回しですね。
    本当ですか!営業でも使ってみますかね(笑)
    この本は本当に良い本だと感じたので、会社の同期にもプッシュしておきました。

    返信
  • 畑中鈍龍 にコメントする コメントをキャンセル

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    takukawamura 河村 拓 / Taku Kawamura
    1985年9月6日
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    セミナー講師

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