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問題解決ノート

問題解決のためのアイデアノート。IT、コンサル、仕事効率化など。
2009/01/08 – 11:41 

『細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』

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細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本! 細野 真宏

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細野真宏さんの『細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』を読みました。
ハッキリ言って、定価1200円というのは安すぎます。
数学的思考能力が飛躍的に身につくとありますが、数学的思考力(≒論理思考力)どころか、
●1つの情報から多くのことを理解する“頭のいい”思考法が身につく
●人に上手に物事を伝えることができるようになる
●説得力のある話し方を身につけることができる
●経済の本質をつかむ基盤が得られる
と、これ一冊で非常に多くを学ぶことができてしまいます。
巷のロジカル・シンキングに関する書籍を読むよりも、これ一冊を読んだほうがいいと思えるほどです。
もちろん数学力の向上もかなり期待でき、受験生にも非常にオススメです。
特に“思考の歩幅”"思考の骨太さ”という概念がグサッときたのですが、これはコンサルティングや営業の場面、部下に指示を出すときなど、コミュニケーションに携わる上で必見です。
以下、良いと思った箇所を紹介します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 「y=x²」的な勉強法
――――――――――――――――――――――――――――――――――
一般的な勉強法の場合、情報が1つ得られるとその分だけ知識が1つ増え、「y=x」的に知識が増えていきます。
それに対し「y=x²」的な勉強法の場合、情報が1つ得られたときに「これの意味は何だろう?」「これとつなげられる情報は何か?」を考えることで、
●それまでに得られた知識との関係を考えることで、1つのことから多くの事柄が見えてくる
⇒急速に理解するスピードと理解力が上がる
のです。
これを用いて「何故読書をする上で”考える”ということが大事なのか」を考えてみると、
●”考えない読書”では読書量と比例して知識が増えていく
●”考える読書”では一つの知識を多くの事柄とつなげてみることで多くが見えてくるため、”考えない読書”よりも理解のスピードと理解力が高くなる
ということが、理由の一つとして言えると思います。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
● 数学的思考力と”思考の歩幅”"思考の骨太さ”
――――――――――――――――――――――――――――――――――
数学的思考力とは、ここでは「物事の仕組みを一つひとつ整理して考えることができる能力」のことです。
例えば「読書をすれば成長できる」という命題を考えてみると、これにはかなりの論理的飛躍があり、これだけを見ても万人が”明らかにそうだ”と理解できるとは思えません。
ここで読書と成長の間にいくつかのステップを設けて、
A(読書をする)→ B → C → D → E(成長する)
という具合に、筋道を立てて段階的に整理できる能力が、数学的思考能力です。
「読書をすれば成長できる」と考えている人も、実際にこのようにその思考の筋道を整理できないのであれば、何故成長できるのかわかっていない、つまり「分かったつもり」になっている、ということが分かります。
しかし、「人に伝える」ということになると、数学的思考力だけでは不足で、今度は“思考の歩幅”ということを考えないといけません。
例えば先の例で言えば、「A→B→C→D→E」という5つのステップがあるとき、頭のいい人であれば「A→C→E」という理解の仕方もできるかもしれません。
しかし、これではBとDというステップを飛ばしてしまっているため、思考の歩幅が長すぎて、相手には伝わらない可能性があります。
逆に「A→A.1→A.2→B…」という具合にステップを増やしすぎるのも、”思考の歩幅”が短くなりすぎてしまい、「全体が見えない」「結局何が言いたいのか分からない」という具合に、かえって理解の妨げになってしまいます。
なので、人に伝えるときには“心地よい思考の歩幅”を考える必要があるわけです。
しかし、「説得力のある話し方」となると”思考の歩幅”だけでも不十分で、今度は“思考の骨太さ”ということを考えなければなりません。
例えば「読書をする→知識が増える→仕事の成果が上がる」という命題で考えてみたいと思います。
「読書をする→知識が増える」については、確かに例外がないとはいえませんが、多くの場合読書をすれば知識は増えると考えられるので、この思考は“骨が太い思考”といえます。
しかし、「知識が増える→仕事の成果が上がる」については、「仕事と関係のない知識が増えても、仕事の成果にはつながりにくいのではないか?」「知識の多さが仕事の出来と関係のないこともあるのではないか?」などといくつも反論が出てきてしまいます。
こういう場合、「知識が増える→仕事の成果が上がる」というのはかなり脆弱な命題だと言うことができ、“骨が細い思考”となってしまい、説得力が生まれません。
説得力のある話し方をするには、思考の歩幅のみでなく、思考の骨太さも考えなければならないのです。

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!
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Posted on 2009/01/08 by 河村 拓. This entry was posted in ビジネススキル. Bookmark the permalink.
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2 Comments

  • ビジネス書スクエア
    2009/01/09 - 09:07 | Permalink

    考えながら読むって大切ですよね。
    わたしも、メモを取りながら、読むこともあります。
    そういうことが、力になっていくのかなと思っています。

    返信
  • taku_kawamura
    2009/01/09 - 09:07 | Permalink

    ビジネス書スクエアさん
    本当にそうですね。
    ただ中には考えろといわれても何を考えたらいいのかわからない、
    という人もいると思います。
    そういう本が出たら面白いかもしれませんね。

    返信
  • taku_kawamura にコメントする コメントをキャンセル

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    1985年9月6日
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